以前に親子登山の投稿をご覧頂いた方から質問を頂いていたので、せっかくなので装備や山選び等についても少々。親子登山を検討されている方はご参考にどうぞ。

僕の使っているチャイルドキャリアはマックパックのバムース(MM81813)、サイズはS3です。

マックパック バムース MM81813 チャイルドキャリア ベビーキャリア

以前はオスプレーのポコプレミアムを使用しておりましたが、価格が安く重量も軽量な反面、ショルダーやウエストの作りが薄く、長時間着用すると肩に痛みがあったため買い替えを決断。アウトドアビレッジのゴールドウィンショップで現物に触れ、ショルダー・ウエストの作りの良さでバムースに決定。値段は非常に高いですが、サンシェードやレインカバーも標準で付属しております。

ほぼ同型でポッサム(MM81814)というモデルもありますが、容量が小さく十分な装備が収納できません。価格差は1万円弱ありますが、サンシェードやレインカバーも別売ですので、コスパ面でもあまりアドバンテージはないかと。

マックパック ポッサム MM81814 チャイルドキャリア ベビーキャリア

サイズに関して。僕の身長は178cmで、S2サイズとS3サイズのどちらがよいか微妙なところだったのですが、両方試したところS2サイズでは背面長がギリギリすぎて腰への荷重分散が不十分だったためS3を選択しました。

重量は子供の体重が約18kg、キャリアの重量が約4kg、水食料装備等が自分と子供の分を含めて約2kg、合計24kg前後。自分の場合、普段のテン泊山行では12-14kg程度になることが多いので、正直これはかなりきついです。特に下り道は膝にクルことが多いです。不安な方はトレッキングポール、サポーター等があるといいかと思います。

子供にもできるだけ歩かせてあげたいところ。時間は大人の足の倍くらいは見込んでおきましょう。コースタイムで4時間前後の行程なら、半分歩かせたとして6時間程度で下山、といったところでしょう。休憩時間も余分に考えておいたほうがいいです。

子供や嫁さんの体調についても気配りが必要であり、『万が一』に対応可能な装備も全員分揃えることは中々難しいため、気温差のない低山で、エスケープルートがある山が理想的ですね。先日の惣岳山もちょうどよい山でした。

ただし、実は下山中に山岳救助の現場に遭遇してしまったのです。命に別状はなさそうで良かったですが…高尾山だろうが御岳山だろうが筑波山だろうが、油断すれば事故るときは事故ります。どのような低山でも十分に気をつけて、ファミリー登山を楽しみましょう!

以上です。次回のESCAPE FROM COVID19シリーズをお楽しみに!