こんにちは、スタッフFです。8月最後の週末は滋賀県まで遠征して、一泊の弾丸行程ではあるもののバイクパッキングに繰り出してきました。以前同じ集まりに参加した時の様子も併せてぜひ!↓

集合場所は余呉にあるキャンプサイト、立地的に東海道新幹線でお手軽にアプローチするも良し、北陸側から峠を越えて来るも良しと選択肢が多彩だったので、関東勢、北陸勢、関西勢がそれぞれのルートで集まってくる様子でSNSやグループチャットが盛り上がりを見せました。自分は敦賀からの南下プランもあったのですが乗り継ぎがハマらず、米原で新幹線を降り琵琶湖沿いを北上。自歩道も整備された平坦路を楽々流していきます。時より湖側から涼しい風が吹いてくるので暑いながらも心地良いサイクリングです。道の駅で休憩したり、名物の焼き鯖寿司を仕入れたり地場の雰囲気を堪能しながら進みます。

サイト直前で参加者の友人と偶然かちあって仲良く到着。主催の問い合わせを通してサイト側から「めちゃくちゃ暑い」旨を聞かされていたので、どんなものかと身構えていたものの、幸い厳しく感じる程ではなくホッとしました。キャンプサイトはスキー場の夏季活用という感じで、全面草地の広い斜面が広がります。

自分は相変わらず”Forest Limit I”にて、バイクパッキングに持ち出すのはお初です。当初はフライ単体運用に虫対策でポップアップ蚊帳とスコーロンのシーツを併せた自分的定番の構成にしようとしたのですが、夏場のキャンプサイトにおいて手持ちのシーツ等は厚手気味。しかもテント一式よりも嵩張る結果になり、暑かった場合には地獄を見ることになるので、テント自体はダブルウォールでベーシックに設営。寝具等は省き、中に転がり込むだけのスタイルにしました。実際には無風だったのもあり、更にフライの間口を全開にしてちょうど良く快適に過ごせました。いよいよとなればフライを剥ぎ取って蚊帳のみ展開することも可能ですが、そこまでは不要でした。標高が高い山行途中の幕営では、暖かい季節でも最低限シュラフカバーは使うので、ここまでの暑さ対策を考えるのは稀です。先日の丹波山でのキャンプの経験が活きましたね。

さて、荷解きや設営を進めているうちに参加者が次々と到着、徐々に集落が形成されていきます。今回は関西圏での開催ということもあり初対面の方も多め、それぞれのルートや積載・幕営スタイルを見聞きしながら、食べて呑んで… 楽しい夜が更けていきました。夕飯の献立はカットベーコンと道の駅で調達したプチトマトを湯沸かしついでに軽く煮込み、そのままアルファ米のチーズリゾットにイン、大幅に豪勢な味わいになりました。デザートには杏仁豆腐とシロップ漬けミカン、バテがちな夏場はこの手のものがあると元気になりますね。余ったシロップを炭酸水で割ったところコレまた良し、簡単ながら満足度高めになりました。

翌朝は一番乗りで起床し、サイトも広いので散歩をしながら写真を撮ったり、撤収作業を始めたり、日が差したら灼熱なので早朝の涼しいうちにのんびり進めます。今回は積載の配分がうまいことハマったおかげで、それを再現するだけで難なく完了。そのうち起床してきた順に機材談義や自転車の乗り合いっこが始まり、またまた楽しい時間です。

ところで前述の通り、嵩張る寝具や防寒具を省いたわりに積載量が大振りになってしまいました。逆に自分より軽装に見えて、荷解きするとプラスワンの快適装備を忍ばせていたり、献立が豪華だったりする参加者がいるのだから不思議です。積載量は走行感にも直結するので、もう少し改善できないか追求を続けていきたいですね。毎度のことながら悩ましくも楽しい要素です。

そうこうしているうちにチェックアウト、記念撮影と情報交換を済ませ解散です。稀にグループライドを挟むこともありますが、基本的にそれぞれのルートで走り抜けていくのがこの会の醍醐味、冒頭でも触れた通りアプローチが様々取れる立地だったのもあり、真逆の方角、各々の目的へと散っていきます。自分は当初の予定通り敦賀方面を目指す予定で、同行者2人と緩くワイワイ走っていきます。一つ目の林道を終えたあたりで一人がパンク、そして立ち寄った蕎麦屋が旨い&快適で完全に戦意喪失。関西だしが新鮮で、汗をかきまくった身体に沁みます。勢いあまって2杯頂いてしまいました。

結局キャンプサイトから数キロ内で遊んだに留まり、およそバイクパッキングやツーリングとは言えない内容にはなりましたが、楽しい遊びでした。日本海を眺めてくることは叶わなかったので、また次の機会に取っておきましょう。ここ数ヶ月は気付くと時間が経っていたということばかりで、まだ暑さを言い訳にそれも良しとしてきましたが、これからの時期は話が変わってきます。どうせ寒くなったら「寒いから」と引き篭もるのが目に見えているので、手始めに9月は山の予定を入れるだけ入れてみました。第一弾として今週の定休日では赤岳エリアを一泊でリベンジです。台風などもあり難しい季節ではありますが、積極的に外遊びに繰り出したいですね。